保育園で働く看護師のメリットとデメリット

看護師の職場に保育園が挙げられるが、看護師が保育園で働くことにはどのようなメリット・デメリットがあるのだろうか。ここでは、メリットとデメリットについて言及してみたいと思う。

まずメリットの一つ目として言えることが、日勤のみの勤務となり、生活のリズムを整えられることだ。医療機関の病棟勤務の場合、看護師は交代で夜勤に入るケースが多い。このため生活のリズムが不規則になり、中には体調を崩す人もいる。しかしながら保育園は基本的に平日の日中のみの仕事であるため、夜はゆっくり休める。病院での夜勤が大変だと感じている看護師にとって、この勤務形態は大きなメリットと言えるだろう。

また子ども達の成長を見守ることができることや、美味しい給食を食べられることもメリットだ。保育園には栄養士が在籍している所もあり、栄養バランス満点の給食を、園児と一緒に食べることができる。その他、患者さんの容態の急変などで忙しい医療機関と比べて、緊張感が少ないというメリットもある。

一方、保育園で働く看護師のデメリットとして挙げられるのが、雑用が多いことだ。保育園における看護師の主な任務は、園児が怪我をしたり、体調が悪くなったりした時などの応急処置だ。しかし、これらは突発的に起こるケースがほとんどで、頻度はそれほど多くないのが現状だ。したがって看護師は、お掃除や備品の管理、物品の買い出しなど、様々な雑用を任されるケースが多い。保育補助の仕事をすることもあるが、あくまで補助であり、本格的なお世話は任されない。

その他、医療的な措置を行う場面が減るため、病院看護師としてのブランクが長くなることもデメリットの一つだ。いずれ病院への転職を検討しているのであれば、保育園看護師は選択しない方がベターといえるだろう。